2014年5月27日火曜日

仙台紀行-東京オリンピックへ向け、地方都市から世界への発信

新緑が美しい5月に、杜の都・仙台に出張してきました。
都心から仙台って、地図で見るよりずっと近いんですね!

 仙台初心者の私は、仙台駅でまず観光情報を入手。日本語版は目的別に複数のリーフレットがあるのですが、外国語版なら仙台の魅力がぐーっと1冊に凝縮されて紹介されてるかも!っと「SENDAI CITY GUIDE MAP」(英語版)も手にしました。
 
中を開くとなるほどなるほど、「仙台堆朱(ついしゅ)」や「玉虫塗」などの工芸品案内が充実していたり、「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」や「アニメイト仙台」などのCool Japan!関連もしっかり掲載されていて、日本人向けにはない視点での紹介がたくさん。グルメガイドにも、牛タンやお寿司以外にも、(日本人にはごく普通?の)ラーメン店まで紹介されています。
 
惜しい!と感じるのは、紹介されているお店側の外国語対応が万全ではないこと。外国語対応...のスタッフを常駐させるのはコストもかかる話で、「日本そのものの国際化」が問われる部分でもありますが、せっかく英語版ガイドに掲載してもらっているのに、お店側のウェブサイトが日本語ONLYだったり、食事メニューも日本語ONLYだったり・・・。英語版すらないのであれば、仙台空港から直行便が出ている中国や韓国といった多言語対応も、まだまだこれからなのではないでしょうか。

2020年の東京オリンピックを控え、東京では「外国人視点で」交通網の案内等さまざまな見直し・改善を進められていますが、その都心からのアクセスも悪くない地方都市にも、海外からの訪問客数が増えることは容易に想像できます。特に仙台は、英語で「Sendai」とググれば、「3.11の被災地に最も近い都市」という紹介が目に留まります。仙台市には第二次世界大戦からの復興を紹介する戦災復興記念館がありますが、今後東北が東日本大震災からの復興を果たしていく中で、その「復興力」「東北の魂」も将来必ずや世界から注目を浴びることになるでしょう。当社が、そうした東北の力を、世界に向けてより上手に発信していく上で、何かお力になれないものかと感じた一日でした。
(文責: 志)