私たちの思い Vol.10 ~ 次世代の発言力強化のために、着実に進んでまいります ~
- 2015.03.03
今だから話してしまいますが、私は自分自身が母となるまで、実は子どもが好きなわけではありませんでした。例えば出張の際、新幹線や飛行機で隣の席に子連れ家族なんかが来たら、すぐに車掌さんなどに席を替えてもらい、「いやーよかった、さあ仕事に集中集中」、なんていうタイプでした。それが3人の子の母になるなんて。そして次世代向けのプロジェクトに全身を投じることになるなんて。その頃の狭い了見の自分を振り返ると、冷や汗が出ます。
私にとって転換点となったのは、フルタイムの会社員をやめて独立し、さらに引っ越した先で保育園にすぐに入れず子どもたちを幼稚園に拾っていただいたこと。その結果、仕事を減らして子どもとの時間を多くとることを余儀なくされました。正直なところ、仕事人としては敗北感でいっぱいでした。何の不自由もなく朝の勉強会から夜の飲み会までフルで楽しむ夫に比べ、なぜ自分はこんなに仕事ができないのだ、と。そして昼間のロスを埋めるために、睡眠時間を削って仕事をするという生活でした。
しかし、自分の子と過ごす時間が増えたことで、子どもの習い事や園での友達、そしてママ友たちと、非常に多くの方との交流が始まりました。今思えば、これは私にとって運命的なものだったように思います。たくさんの子どもたちとも過ごす時間が増えると、実に豊かな個性の数々に出会います。そして、なぜか不思議と、どの子に対しても、母の眼差しで見ている自分がいるのです。どの子もかわいく、そして宝物だなぁ・・・と。そう、つくづく感じるように私自身が変わったのです。
社会に目を向ければ、長引く不況で国の財政赤字が巨額化し、少子高齢化の中で若者世代の意向が反映されにくい政治システムの中で、ますますこのツケが次世代へと回されています。この子たちが大きくなった頃、グローバル化がますます進行する中で、ハングリー精神あふれる諸外国の同世代と伍していけるのか。今のままで、今の大人世代が享受したと同じだけの物質面での幸せが得られるのか。自分たちを取り巻く環境が激しく変化していることにどこまで気付いているんだろうか。そんなことを考えては憂鬱になっていました。
社会に目を向ければ、長引く不況で国の財政赤字が巨額化し、少子高齢化の中で若者世代の意向が反映されにくい政治システムの中で、ますますこのツケが次世代へと回されています。この子たちが大きくなった頃、グローバル化がますます進行する中で、ハングリー精神あふれる諸外国の同世代と伍していけるのか。今のままで、今の大人世代が享受したと同じだけの物質面での幸せが得られるのか。自分たちを取り巻く環境が激しく変化していることにどこまで気付いているんだろうか。そんなことを考えては憂鬱になっていました。
でも考えているだけでは事態は良くならない。
「もっと対外的な発言力を強化しないことには、日本人はグローバル化する社会の中で採用されなくなってしまうのではないか。話す力は若いうちから鍛えるに越したことはない!!」
私の懸念と思いを周囲に話すうちに、賛同してくれる仲間が増え、昨年12月には社団の設立というところまでこぎつけました。できることから進めようと考えて昨夏から始めたワークショップは、3月頭現在で10回を数え、公立小学校や幼稚園には出前授業の機会もいただきました。スタッフとは別に社団で迎える社員、今後募る予定の賛助会員、その他サポーターの皆様のお力添えを得ながら、着実に一歩一歩進んでまいりたいと思います。
「もっと対外的な発言力を強化しないことには、日本人はグローバル化する社会の中で採用されなくなってしまうのではないか。話す力は若いうちから鍛えるに越したことはない!!」
私の懸念と思いを周囲に話すうちに、賛同してくれる仲間が増え、昨年12月には社団の設立というところまでこぎつけました。できることから進めようと考えて昨夏から始めたワークショップは、3月頭現在で10回を数え、公立小学校や幼稚園には出前授業の機会もいただきました。スタッフとは別に社団で迎える社員、今後募る予定の賛助会員、その他サポーターの皆様のお力添えを得ながら、着実に一歩一歩進んでまいりたいと思います。
これからもアルバ・エデュをよろしくお願いいたします。
(Aska)