昨日、新ジャスダック市場の誕生をお祝いする会に参加いたしました。大証とJASDAQの統合により、上場する企業の数は1,005社、時価総額は8兆8,163億円で、韓国のコスダックなどを上回り、アジア最大の新興市場となるそうです。
江戸時代の大坂米穀取引所にルーツを持つ、世界初の商品先物取引所であったこと、など改めて新鮮なお話しを伺いました。
ヘラクレスに倣ったものか、将来性が担保されれば赤字でも上場が可能な「グロース」区分(54社)を「スタンダード」区分(951社)と分けて設け、上場後の管理体制を強化しつつも、間口を広げてベンチャー企業に資金調達の機会を提供していくというのは、ベンチャー業界、証券業界、また関連業界にとって、明るい話題です。IPOの数が2006年には188社であった日本も、昨年は19社、今年は昨日(5月12日)上場のトランザクションさんで16社目、と激減しています。
四半期決算やJ-SOXの導入、今後のIFRS対応などで上場維持コストはますます高くなっており、企業のIR・経理・財務・総務各部署のみなさまが疲弊していらっしゃるのを感じます。少ない人材でも効果的なディスクロージャーやPRが可能となりますよう、弊社では上場企業からのお受けするお仕事のキャパをさらに広げて行きたいと思っております。少しでもみなさまの労力が軽減できるよう、きめ細かいサービスでお手伝いする所存です。
ところで以前、当社も会議に呼ばれてコメントを求められましたが・・・「各社の透明性を上げるため、企業を分析した調査会社のリポートの作成を支援し、インターネット上で無料で公開」とのことです。
新ジャスダックさん、やはり立ち上げられるのですね。どの程度の会社が参加されるのか、注目したいと思います。