弊社では、企業のウェブサイトの充実や資料のe-book化などにより、「環境に優しいIR」をおすすめしています。
かつてのIRの潮流は、企業活動の透明性を増すこと、そのために開示を増やすこと、であったと思います。この結果、重畳的に資料が増えることにもなり、あいにく、制作にかける時間やコストが増大して企業活動を圧迫する結果にもなってしまいました。従って、ウェブサイトを充実させる企業が増えてきたというのは自然な流れであろうと思います。
企業側のメリットとしては、
-制作コスト、印刷コスト、資料送付コストの削減
-デザイン、レイアウトの自由度の増加
-情報のアップデートの簡便さ
投資家サイドにとってもメリットも大きく
-検索機能やリンク設定により、得たい情報にすぐに辿り着くことができる
-経営トップの新しいメッセージを随時確認できる
-投資判断に必要な数字のコピーペーストがしやすい
などが挙げられるかと思います。
先週、日本IR協議会の2011年度「IR活動の実態調査」がアップされていました。そこには、「投資家向け」「IRサイト」と明示されたページを持つ企業は98.6%でありながら、ウェブの特徴を生かした見せ方をしているという企業は57.7%という結果が載っていました。
上記のようなメリットを勘案すれば、本来、もっと電子化されて良い情報はありそうです。
弊社では、
-アニュアルレポートを作っていらっしゃる企業には、e-book化や情報をウェブサイトのページにテキストで載せることをオススメ
-CMSを利用するなどして、企業側でも随時、情報更新をすることが可能なページ作りをオススメ
-企業の旬の情報に合わせて、経営のメッセージを発信していただくことをオススメ
(⇒お忙しければ弊社でライティングや編集は代行)
- コーポレートサイトの営業に資する情報と、IRサイト、ニュースリリースを連動させることのオススメ
などをお伝えし、少しでも投資家サイドの情報ニーズと、上場企業の情報発信のギャップを埋められるようなお手伝いができればと考えております。そして、両方のサイドで少しでも無駄なエネルギーを使うことを減らすことによって、環境にも人にも優しいIRが実現しますように・・と願っております。