2012年12月24日月曜日
音羽の森オーケストラ ポコアポコ 東京聖カテドラル教会で演奏しました
音羽の森オーケストラ ポコアポコ、この度初めて文京区関口にある東京カテドラル関口教会で演奏させていただきました。
荘厳な建物の中で、パイプオルガンにも入っていただき、今まで自分でも聞いたことがないようなきれいな音色の音楽を奏でられたと思います。本当に幸せな機会をいただきました。
ちょっと引いての映像ですが、こちらもよかったら。
http://youtu.be/J_0OmvGvkJg
「ニュルンベルグのマイスタージンガー」前奏曲 です。
6歳から60代まで今回は総勢46名。
この中の誰一人プロはいません。近くの公立小学校を中心に子供たちが10人、あとはその保護者で音楽好きが集まり、月に一回程度練習をしています。こんな形でクラシック音楽がもっともっと身近になっていったらって思います。
ベネズエラのチャベス大統領は独裁者として批判も多い人ですが、その貧困対策の一つは目を見張るものがあります。子供たちにバイオリンなどの楽器を無償で配布し、現在ベネズエラでは286か所で35万人が音楽教室に通うという、世界でも類のない音楽国家を創設してしまったのです。まさに独裁者でなくてはできない芸当ですね。
反米で、とかく世界的な批判にさらされやすい国ですが、武器でも麻薬でもなく、楽器のアンサンブルに夢中になる子供たちがいるこの国の未来は明るいような気がします。
こんな大きな話には到底できないけれど、音羽の森オーケストラ、その名も「ポコアポコ」その名の通り、ゆっくり一歩一歩進んで行かれたらと思っています。