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アルバ・エデュの活動やそれを通じて考えたことなどを記しています!
2020年8月28日金曜日
ブログ移行のお知らせ
2017年6月21日水曜日
アルバ・エデュのブログを更新しました ~育児休業中の女性社員向けの研修 ~たくさんの赤ちゃんに会えて幸せでした
先日、企業研修の一環で、育児休業中の女性社員の皆様40名ほどにお話しする機会をいただきました。
そこの会社では、たくさんのシッターさんを雇って別室で赤ちゃんを預かり、母親がその間研修を受けられるという仕組みを毎年おこなってます。この日、初めて長い時間離れる、という母子もいて、預け始める時間に見に行ったらそこはまさに阿鼻叫喚!中には、研修の間、数時間くらい泣き続ける猛者もいたようですが、保育園に預ける前にこのような機会を作り、母子ともにソフトランディングを図るというのは良い考えだと思います。
そこの会社では、たくさんのシッターさんを雇って別室で赤ちゃんを預かり、母親がその間研修を受けられるという仕組みを毎年おこなってます。この日、初めて長い時間離れる、という母子もいて、預け始める時間に見に行ったらそこはまさに阿鼻叫喚!中には、研修の間、数時間くらい泣き続ける猛者もいたようですが、保育園に預ける前にこのような機会を作り、母子ともにソフトランディングを図るというのは良い考えだと思います。
さて、研修では、この育児休業中の過ごし方として、母は何を身につけ何を捨てるか、子どもをどう育てておくか、いう観点からお話をしました。以下が当日の内容です。
- 育児休業中に身につけるべきものは何か?
- カラダ・ココロ・アタマがキーワード
- 仕事の感覚は失わないようにするにはどうしたらよいか?
- すきま時間の活用とネットワーキングについて
- 脱「良妻賢母」宣言!
- 根本に育てられ方、社会通念がある、ということを意識
- マインドセットをどうするか
- 捨てるものとは何か?
- 24時間フルに使えないことを所与と考える
- パートナーや実家に頼れない場合の施策
- 「少家事」体制とは
- 子どもの育て方
- 育休中にいかに子どもの「社会化」を進めるか
- 保育園は預けたら「神」だと思う
- 疲れたら死んだふり
それからワークを行い、チームで発表をしていただきました。
子育てに失敗はつきもの、でも取り返しはつく、ということ。そして育児という、素晴らしい体験をもとに、今後のキャリアを彩り多いものにしていただきたい、と最後に皆様にお話ししました。
仕事と育児の両立は自分にとっての永遠のテーマでもあり、同じようにがんばろうとしている後輩女性たちを応援するのは私のライフワークだと改めて感じたしだいです。
何よりたくさんの赤ちゃんに会えて、こりゃ天職だと思いました!
何よりたくさんの赤ちゃんに会えて、こりゃ天職だと思いました!
(Aska)
2017年6月2日金曜日
アルバ・エデュのブログを更新しました ~おかげさまで4期目をスタートさせることができました!
おかげさまで、6月からアルバ・エデュは4期目を開始することができました。まるで子どもの誕生日のようにうれしいことです。
当初、近隣の公民館を借りて、口コミで子どもたちを集めて始めたワークショップも、今ではいろいろな企業や研究者とのコラボが実現し、社団の力を超えて数々のダイナミックなワークショップを開催することができるようになりました。ただ、ワークショップを開催するには、多くの労力が必要で回数も限られ、またどうしても参加者一人当たりの課金額が高くなるために、多くの皆さまに授業をお届けすることが難しい状況でした。
そこでこちらから学校に赴く出前授業に注力を始め、やがて小中高大それぞれにご依頼をいただくようになりました。今では全国からプレゼンテーション教育、キャリア教育、オリパラ教育、それぞれについて連日のようにお問い合わせをいただくような状況になっており、一同うれしい悲鳴です。
社団設立前から、子どもたちが「話すちから」を携えて世に出られるよう、プログラムを定型化して授業に組み入れやすくすること、授業の担い手となる講師やファシリテーターを増やすこと、結果としてこの授業を届けられる子どもたち・若者たちの数を増やすこと、を目標に地道に活動してまいりました。今年度は、都の教育庁の採択が下り、都立高校や都立の中高一貫校に授業をお届けすることができるようになりました。またその過程では、多くのみなさまに授業プログラムについてのご意見をいただいたり、実際の授業のサポートをしていただいております。
社団設立2年半で多くの方々のご支援をいただき、活動を広げることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。過ぎた日々を振り返ると、自分一人の力では到底考えつかなかったであろうことが、みんなの知恵とアイディアと労力によって、無限に構想が広がり、それがバッサバッサと実現する、という不思議な手ごたえが日々ありました。これもスタッフのみんな、立ち上げに関わってくれた仲間たち、授業プログラムやワークショップに協力してくれた仲間たち、ご寄付いただいたみなさま、メンターのみなさま、コラボしていただいた企業や大学のみなさま、専門家のみなさま、授業を受け入れてくださった学校の先生方、自治体の関係者のみなさま、ご参加くださったみなさま、保護者のみなさまなどなどのおかげです。本当にどうもありがとうございました。
日々、皆様からのご助言をいただきつつ、これからもますます活動を加速させてまいりたいと思います。「こんな風にしてみたら」とお気づきの点がありましたら、ぜひぜひご指導ください。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
2017年3月27日月曜日
アルバ・エデュのブログを更新しました ~『サピエンス全史』を読んで
年初に『サピエンス全史』上下巻を読みました。
その後、何度か部分的に読み返して、読後感が今頃になりました笑。
「農業革命が人類にとっての不幸だった、という衝撃的な話らしい」、 とは聞いていましたが、いやはや、これはここ数年読んだ本の中で 、私の一番確定です。
数年前にベストセラーになった絵本のような『137億年の物語』という本も、 その全体を見通す感じがたまらなかったのですが、 この本はまた通史としてホモ・ サピエンスの誕生から全体を俯瞰していて、さらに人類を第三者(「 者」というのもミスリーディングなくらい)の視点で客観視している 点が秀逸です。
サピエンスが進出して、どんどん哺乳類が絶滅していく様は、現在 のワシントン条約の絶滅危惧種たちもビックリな規模とスピード で起こったことや、 近現代は紛争にまみれた時代と思っていたけれど、国家の概念が存 在する前がいかに暴力的な世界だったかという話、「認知革命」 によって、サピエンスが遺伝子変化のスピードを超えて進化するこ とができたという話、などなど、どれも興味深い話ばかりでした。
人類について客観的に見るようになった結果なのか、先日、マザー 牧場に行った時にも、牛が鎖に繋がれている様がとても忍びなく思 え、その直後にその牛たちが伸び伸びと大地を駆けることを許され ている姿を見てホッとしたり。この本をきっかけに、他の生き物や 食物に対しても今までにない感じ方をしている自分に気付きます。
そして、子どもたち・若者たちのプレゼン力アップを目指すアルバ ・エデュの活動からすると、既にあちこちでお話してきたことでは ありますが、なぜサピエンスがほかの種を征服することができたの かは、言語を操る能力にあった、というのは非常に示唆的な話だと 思います。家庭でも地域でも会話が減っている現状は憂慮すべき事 態だと思うのです。
この本を読んで、ふと思い出して、鈴木秀夫著『気候変化と人間』という本を 読み返してみました。天候が人類に与えた影響をつぶさに書いた研 究論文という色彩の本です。 地球の各地でどの時期にどのような気候変化が起き、民族のダイナ ミズムにどのような影響を与えたのか、非常に精緻な分析の下に著 された本で、ちょうどサピエンス全史の中で語られる、 いろいろな大陸にサピエンスが広がっていく1万年に焦点を当てて書 かれています。
例えば、民族移動の中でももっとも「有名」だと思われる、ゲルマ ン民族の大移動についても、この本では、ゲルマン民族は牛を使っ て一口麦を栽培していたのに対し、スラヴ民族は馬を使ってライム ギを栽培したことにより、その移動後の空白地に住むことができた 、という話など、非常に面白い話がちりばめられています。
(ただ、残酷な事実や、悲惨な過去の記載も多いので、そういうのが苦手な方はご注意ください。)
前掲の2冊の本に負けず劣らず通史として意義深く価値のある本だ と思います。これがもっと一般的に平易な文章で、日本語のみならず英語ででも書 かれていたら、もっと世界的に読まれたのかもしれないと思うとも ったいない思いです。
余談ですが、『サピエンス全史』で気になったのは、日本が出てくる数 回の中で、朝鮮半島への侵略民族としてのみ語られている点です。筆者さんの住む西海岸での政治力の差なのかしら、と思ったり・・それだけが残念でした。
2017年1月26日木曜日
アルバ・エデュのブログを更新しました ~『バブル』を読んで
永野健二さん著『バブル』、久々に怖い本を読了しました。読み始めたら止まらなくて、おかげで寝不足です。
バブルの萌芽の時期から、清算されるまでを日経の元証券部記者が絶妙な筆致で描いています。
これまでバブル関連のいくつかの本は読んでみたけれど、どちらかというと理論寄りの本ばかりだったので、今回、実名入り、実額入りの記録に震えました。
これまでバブル関連のいくつかの本は読んでみたけれど、どちらかというと理論寄りの本ばかりだったので、今回、実名入り、実額入りの記録に震えました。
私が学生の頃、ケント・カルダー著『戦略的資本主義』を読み、そこに名のあった銀行にあこがれて入ってしまったのですが、今回この本によりその判断が実はコトの一側面しか見ていなかったことを改めて知りました。
もしその時にこれらの事実を知っていたら(当時はまだ明るみに出ることはなかったでしょうが)、その銀行に入ることを選択したかどうか・・とつくづく思う一方、
「え、とくやま、まだ『バブル』読んでないのか、早く買って勉強しろー!」、なんてお昼ごはんをご馳走してくださりながら、いまだにいろいろご指導くださる元上司たちや日々お世話になる先輩や同期たちにも巡り合えなかったのだと思うと、いやいややはり自分の選択は正しかったんだな、なんて思ったり。
もしその時にこれらの事実を知っていたら(当時はまだ明るみに出ることはなかったでしょうが)、その銀行に入ることを選択したかどうか・・とつくづく思う一方、
「え、とくやま、まだ『バブル』読んでないのか、早く買って勉強しろー!」、なんてお昼ごはんをご馳走してくださりながら、いまだにいろいろご指導くださる元上司たちや日々お世話になる先輩や同期たちにも巡り合えなかったのだと思うと、いやいややはり自分の選択は正しかったんだな、なんて思ったり。
人生にたらればがないのと同様、歴史にもたらればはないのですが、この本はバブルに突き進んでいった日本経済の瞬間瞬間を実に巧に切り取って表現しています。
NTT株の公開時についに国民レベルにまでバブルが広がった場面で、「当時は政治家も官僚も民間の経営者もそのことに気づく人はほとんどいなかった。気づいてもその流れに逆らう空気は生まれなかった。」というくだりでは、今の世界的な風潮が重なり、恐ろしく感じます。
そして、「会社の経営をぎりぎりのところで守るのは、運や偶然ではない。いつの時代も、現場への信頼と、組織としての規律、そして経営者の決断である。」という言葉も印象に残りました。
そして、「会社の経営をぎりぎりのところで守るのは、運や偶然ではない。いつの時代も、現場への信頼と、組織としての規律、そして経営者の決断である。」という言葉も印象に残りました。
筆者の永野さんは、若者がバブルに対するあこがれを口にするのを聞いて、啓蒙が必要だと感じたと書かれています。この本を読むとそれがとてもよくわかるかと思います。当時、現役だった方にはぜひお話を伺いたいですし、若いみなさんにもぜひ読んでいただきたい一冊です。
みなさま、今年も面白い本があったらどんどん教えて下さい。
(Aska)
(Aska)
2017年1月17日火曜日
アルバ・エデュのブログを更新しました ~「ホットケーキを焼くために必要な対話」について考えてみました。
『はらぺこあおむし』で有名な、エリック・カール氏が書いた『ホットケーキできあがり!』という本を図書館で借りて、子どもたちと読みました。
主人公のジャックが朝起きて、「きょうは でっかい ホットケーキが たべたいなぁ」 というところから物語が始まります。
するとおかあさんは、自分がいそがしいのでジャックに手伝うよう促します。
最初に小麦粉を刈り、粉ひきおじさんのところに行って、「パトンパトン」とから竿でもみがらから小麦の粒を取り出す方法を教わり、石臼で挽いてもらい、次いで、卵、牛乳、バターを調達するために奔走し、そして仕上げに・・・
おかあさんは次々に指示を出し、それに従って、ジャックは試行錯誤しながらホットケーキを作り上げます。ここに至るまで、母と子で繰り広げられるコミュニケーションの量は膨大です。外部の人にお願いをし、人の手を借りて、ようやく自分の望みのものが手に入るということを経験します。できあがった時の達成感、そして一口食べた時の口に広がるおいしさは格別であろうことが、本を読む現代のわたくしたちにも伝わります。
今日では、小麦粉も卵も牛乳もスーパーマーケットに行けば瞬時に手に入りますし、ホットケーキミックスといったものまで登場し、あっという間にホットケーキが作れる時代になりました。レシピの検索が可能になり、買い物もネットを通じてできるようになり、世の中はさらにさらに便利になりました。
ただ、便利になった一方で、ホットケーキがの材料をそろえてから焼きあがるまでに必要な会話は激減し、外部のコミュニティと接触する必要もなくなり、試行錯誤をする時間もなくなりました。ホットケーキ作りに限らず、かつては当たり前のようにあった「対話」や「探求」の時間が、さまざまな場で減っているように感じます。その結果、「話すちから」の基礎となるものが失われているのかもしれないですね。
年始に借りたこの一冊の絵本のおかげで、大事なことを再認識することができました。
アルバ・エデュでは子どもたち・若者たちの「話すちから」を高める活動をしていますが、そのちからの根幹となるところは学校、家庭、地域における「対話」にあると考えています。これからも授業やセミナー、イベントを通じて、対話を増やす仕組みを提案してまいりたいと改めて思いました。(Aska)
2017年1月7日土曜日
アルバ・エデュのブログを更新しました ~2017年 あけましておめでとうございます
皆さま、
新年あけまして、おめでとうございます。
今年の年末年始は短めだったという方も多いでしょうか。この3連休が終わると3学期という子どもたちも多いかと思います。お母さま方、お疲れ様でした。我が家も保育園児以外の2人の学校がようやく始まり、肩の荷が下ります……
さて、「日本の子どもに話すちからを。」を標榜し、プレゼンテーション教育を展開しているアルバ・エデュは、昨12月をもちまして、2周年を迎えることができました。これもひとえにお支え下さるみなさまのお力あってのことと改めて御礼申し上げます。
昨年は小中高大への単発の出前授業に加え、大学での連続講義が始まったり、企業とのコラボレーションでのワークショップが増えたり、社団にとっては画期的な進展のあった一年でした。この結果、社団発足2年で、出前授業38回、ワークショップ24回を含め、のべ3300人のみなさまに授業を届けることができました。
また、メディアに掲載されたこともあり、遠隔地からのセミナーご依頼など、ありがたいことがたくさんありました。年が明けてもすでにいくつかのセミナー、ワークショップ、出前授業が控えており、気が引き締まる思いでおります。
もっともっとたくさんの子どもたち・若者たちに授業を届けるために、今年は、以下の事項に取り組んでまいりたいと思います。
・授業の内容を簡単に学校や塾の授業に取り込めるようパッケージ化していくこと
・講師やファシリテーターなど担い手となってくださる方を増やすこと
・企業の皆さまとの接点を増やし、コラボレーションを拡大していくこと
その他、課題は山積ですので、みなさまのお力を借りながら一歩一歩、進んでまいりたいと存じます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
(Aska)
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