2011年12月28日水曜日

年末年始の休業のお知らせ

弊社は12月29日を仕事納めとさせていただき、30日~1月4日までを冬季休業とさせていただきます。
本年は大変お世話になりました。来年も倍旧のお引き立てを賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
みなさま良いお年をお迎え下さい。


アルバ・パートナーズ一同

2011年11月11日金曜日

Facebookのファンページを開設しました

アップデートついでにもう一件。
Facebookにファンページを開設しました。
これまで、お客様や友人で起業した方々にはFacebookのファンページを開設
してみたら、なんておすすめしていたのですが、肝心の自分たちが作っていないじゃないか!
というメンバーの指摘もあり、作成してもらいました。
ウェブサイトにもボタンを埋め込んでいこうと思いますので、ぜひまだの方はポチっといいね
などしていただけるとありがたいです!

http://www.facebook.com/pages/Alba-Partners-Inc/137100009729652?sk=wall

ブログに書くほどではないカジュアルな内容などを少し載せていかれたらと思っております。
今後ともご愛顧宜しくお願い致します。

新しいパンフレットについて

先日からウェブサイトにシレっと載せていたパンフレットについて言及させて下さい。

Webバージョンはやや見にくくなっていますが、紙媒体の方は観音開きで、計8枚の構成になっております。目下、お目にかかったみなさまに配布中です。新しいパンフレッ トでは、今まで海外投資家向けのリサーチ提供や、日本企業のIRサポートを手掛けてきたことを背景に、さらに一歩進んで、未上場企業のみなさまの情報発信のお手伝いを含めて「メッセージング」という言葉で定義しなおしています。

当社は長らく海外の投資家を相手に日本企業の情報を収集・発信してまいりました。
その過程で、会社の経営も技術も商品も素晴らしいのに、情報の出し方が至らないために損をしている、数々のもったいない事例に遭遇しました。
そこで、日本企業のサポーター役として、メッセージングサービスを開始し、企業の情報発信をフルサポートする体制を構築いたしました。
今回のパンフレットにはその思いを込めております。日本よ元気になれ!

お時間がありましたらご高覧下さい。
http://www.alba-partners.com/pdf/alba_panf.pdf

アップデート

最近すっかりブログをご無沙汰してしまいました。

おかげさまで、この間もたくさんの魅力的なお客様とお仕事をすることができ、大変感謝しております。

ご無沙汰していた間の弊社のアップデートとしては、7月から伊藤裕子(上海での業務歴7年、ボルネオでの業務歴4年、その他台湾、LAに留学など)が加わり、ますますメンバーの国際色が際立つ結果となっております。特に中国関連ビジネスについては、今までにも増して注力していく所存でいろいろとリサーチもしているところです。

また、おかげさまでオフィス移転一周年を控え、今月はリフォーム月間ということで、リフォームリーダー高木めぐみを中心にレイアウト変更を実施しました。とっても素敵になってきたので、もう少しで落ち着いたらみなさんぜひ遊びにいらして下さい♪

2011年10月10日月曜日

突然ですが、インバウンド観光客の一つの行先「ネイルサロン」マーケットについて調べてみました

先日、滝川という美容卸最大手の会社にミーティングに行き、聞いたところ、日本のネイルの技術は世界一で、賞とか総なめなんだそうです。
美容師の世界でも、東南アジアなどに行くと、日本で修業しましたみたいなディプロマがかかってたり、日本人がカリスマとして迎え入れられてたり、なんだそう。

で、ちょっと検索してみたところ、Yahoo電話帳を調べた人がいて、2008年の数字ですが、ネイルサロンだけでこんだけあるのだそうです。
東京:833
愛知:203
福岡:163
大阪:316
兵庫:163
京都:76

個人でやってらっしゃるネイルサロンで電話帳に載ってこないサロンも多く、またエステや美容院との兼業などもいるので、事業者数はもっと多いとのこと。このブロガーは大阪で試算してましたが、東京で計算してみると、仮にそのような店舗も含めて1200店舗として、1日に5人対応すると過程して、6000件施術。月間25営業日として月間15万件施術。

平均単価を8000円とすると、東京では12億円と考えていいのでしょうかしら。

美容室の併設などが入っていないのと、1店舗で3-5人対応できるスペースを取っているところもあると考えると、かなりのキャパシティーになりそうです。
他方、震災後にも知り合いが経営するネイルサロンが閉鎖されたりしました。淘汰も進んでいるのでしょうか。
こういうニッチ(とも言えないかもしれないですが)、あまり公の数字に出てこないようなマーケットを調べるのも楽しいものです。
中小零細が多い業界でも、日本ブランドが通用するところの海外発信はお手伝いしていきたいと強く思います。



2011年7月31日日曜日

「株低迷、根付かぬ長期保有」の日経記事を読んで

本日の日経1面コラム記事にて、日本の株式市場の半分がデイトレーダーとヘッジファンドで占められている、という悲しい記事が載っていた。さらに、デイトレーダーと準デイトレーダー(月間売買10回超)を足すと、個人投資家全体の9割を占めるという。
短期売買はプロでも勝つことが難しい。それなのに、個人がチャートと板情報を頼りに短期の売買を行うことが、「投資家」として当たり前のように仕立て上げられ、証券会社に売買手数料が落ちている、という事態に憤りを感じてしまう。

ウォーレン・バフェットは「どうやって株取引で収益を上げたのか」という問いに対し、自分は売ることでも買うことでもない、待つことにより儲けているのだ、と答えている。彼を始めとするバリュー投資かの多くは、本来の資産価値よりも低い株価を付けている企業で、収益基盤が安定した会社の株式を長期保有する。そうすれば、マーケットが下げている時も大きく凹むことはない。結果として資産を増加させることができる、というわけである。

同じ記事に「年金不安などで将来が見通せない環境は長期投資に不向き」という専門家のコメントが載っていた。本来、年金などの長期のお金こそ、株式などで長期運用して、資産を増加させるという発想があるべきなのに。未だに公的も企業も年金基金に行くとJGBで運用している部分の大きさに驚いてしまう。安全資産というけれど、増税も「臨時」としかお約束できないような国のボンドの方がよほど危なかろうに。

さらに、大学の教授のコメントも記事も「企業が株価上昇や配当の前提となる収益を上げることが前提」、「企業が長期保有を促す必要」と論じているが、本当にそうだろうか。こういう論調では何かというと企業をやり玉に挙げるような気がするのだが、きちんとした投資教育がなされれば、個人が短期売買に走ることもないような気がする。子供のうちから会社と株式について学ばせ、さらに、高校生程度になったら、財務諸表の読み方を始めとする企業情報の読み取り方をトレーニングさせる。そんな土壌作りが必要なのではないだろうか。個人が犠牲になって、株式市場の一部のプレーヤーに収益が落ちている状況は、早急に改善すべきであろう。

個人の資金が、企業に長期成長の安定原資になるような世界は日本ではなかなか難しいのだろうか。微力でも貢献できることを積み上げていきたいと思う。

2011年5月14日土曜日

One Coin for Children ~チャリティー試飲会のお知らせ

友人の酒屋さんが、東日本大震災で両親を失った子供たちに寄付をするため、有料試飲会を開催します。1杯100円で東北地方のお酒を楽しみ、売上は全額あしなが育英会を通じて遺児たちに寄付する、とのことです。


日時: 5月29日(日) 12:00~16:00
場所: 三伊 井上酒店
新宿区早稲田鶴巻町541
(TEL 3200-6936)

井上さんがこのイベントを行うことになったきっかけは、新聞に掲載された2枚の写真だったそうです。一枚は親が亡くなった湾の高台から眺める後ろ姿。もう一枚は亡くなってしまった母親に手紙を書きながら寝てしまった写真。二人とも4歳くらいの女の子とのことでした。

お時間がある方は是非いらしてみて下さい。

2011年4月26日火曜日

環境に優しいIRのススメ ~ウェブサイトの充実、e-bookの活用など

弊社では、企業のウェブサイトの充実や資料のe-book化などにより、「環境に優しいIR」をおすすめしています。

かつてのIRの潮流は、企業活動の透明性を増すこと、そのために開示を増やすこと、であったと思います。この結果、重畳的に資料が増えることにもなり、あいにく、制作にかける時間やコストが増大して企業活動を圧迫する結果にもなってしまいました。従って、ウェブサイトを充実させる企業が増えてきたというのは自然な流れであろうと思います。


 企業側のメリットとしては、
   -制作コスト、印刷コスト、資料送付コストの削減
   -デザイン、レイアウトの自由度の増加
   -情報のアップデートの簡便さ

 投資家サイドにとってもメリットも大きく
   -検索機能やリンク設定により、得たい情報にすぐに辿り着くことができる
   -経営トップの新しいメッセージを随時確認できる
   -投資判断に必要な数字のコピーペーストがしやすい

などが挙げられるかと思います。

先週、日本IR協議会の2011年度「IR活動の実態調査」がアップされていました。そこには、「投資家向け」「IRサイト」と明示されたページを持つ企業は98.6%でありながら、ウェブの特徴を生かした見せ方をしているという企業は57.7%という結果が載っていました。
上記のようなメリットを勘案すれば、本来、もっと電子化されて良い情報はありそうです。

弊社では、
  -アニュアルレポートを作っていらっしゃる企業には、e-book化や情報をウェブサイトのページにテキストで載せることをオススメ
  -CMSを利用するなどして、企業側でも随時、情報更新をすることが可能なページ作りをオススメ
  -企業の旬の情報に合わせて、経営のメッセージを発信していただくことをオススメ
     (⇒お忙しければ弊社でライティングや編集は代行)
  - コーポレートサイトの営業に資する情報と、IRサイト、ニュースリリースを連動させることのオススメ

などをお伝えし、少しでも投資家サイドの情報ニーズと、上場企業の情報発信のギャップを埋められるようなお手伝いができればと考えております。そして、両方のサイドで少しでも無駄なエネルギーを使うことを減らすことによって、環境にも人にも優しいIRが実現しますように・・と願っております。

2011年4月5日火曜日

震災と復興 --神戸との比較

さて、少し頭の整理のために簡単に調べていたのですが、今回の被災地3県(岩手、宮城、福島)の県内名目GDPは国全体の4%弱(少しdata古いかも)で、95年の阪神大震災で被害を受けた兵庫県の当時の比率(約4%)とほぼ同等。しかし、相対的に極地的なヒットだった阪神大震災の道路、鉄道、港湾施設などのストック毀損額が.8-.9%だったのに比して、今回の毀損は甚大(Moody'sは復興資金ベースで1.5倍と試算)で、その面での生産押し下げ要因は大。

特に自動車部品供給のストップをはじめ、サプライチェーン全体への影響も今回は甚大であり、代替生産が進むまでには時間が必要。この点と、復興費用による財政環境のさらなる悪化を懸念する声が海外の投資家からは現在もっとも強いように感じます。
阪神大震災当時の財政赤字はGDPの約90%でしたが現在は2倍以上。ドル円の相場も当時より15円以上円高に振れています。

震災後の神戸で3年間銀行員をした身として、一番堪えたのは、確かに復興需要による経済特需というのは国全体で見ると大きな望みですが、これは被災地外の企業にとってのメリットであって、一度震災を機に外部に機能移転された場合、よほどの要因がなければ戻らないということでした。
特に神戸港の港湾機能は釜山に持っていかれ、大企業の「東京臨時本部」が恒久的になったり、中小企業の大阪や東京への移転により、神戸の産業は空洞化し、港湾の荷物取扱量は震災前に戻らず。
今回さらに心配なのは、当時よりますます グローバル化が加速している中、さらに原発影響の不透明さも手伝って、外資系を含めて中長期的に日本国外に生産拠点を移転する決断をする企業が増加するであろうこと、です。

Why Japan?という問に対して、常に身を張って来たつもりですが、ますますこれは手ごわい状況になりました。
ただ!そうとばかりは言っていられないので、Albaでも企業のみなさまの復興サポート企画を練っています。早くご案内できるよう、体制を整えたいと思います。

原発事故に際して

ずっとブログを更新していないのが気になっていました。海外出張とその前後の忙しさにかまけているうちに、日本が未曾有の大災害に遭遇し、1月以来の更新になってしまいました。
宮城、福島を始め、震災や原発事故の被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げたいと存じます。

福島の原発事故の動向は、収束には長期を要する、そしてどれくらいの期間が必要なのか予測もつかないとのこと。IAEAでの報告団が海外の記者に汚染水の流出について質問攻めにあっていたようですが、海外から見て、これほど理解不能な国もないのではないかと思います。東電の発表が何度も訂正されたり、政府の開示が部分的にしか行われていないことに各国からの不信感は募るばかりのように、海外メディアを見ていて感じます。

昨年からこのブログの何度かの投稿で何故か原発に触れていたことに、いまさらながら気持ちの悪さを感じます。あの時には発電比率の違いや、つくばの科学館の数々のメッセージからイデオロギー的な違和感を感じたに過ぎなかったのですが、「原発容認派」と「原発反対派」の図式がここまで鮮明になって、初めてその推進勢力や管理体制について知る部分がありました。ただ、誤解を恐れずに言えば、このような事故が起きることは想定しがたかった中では、果たして産業政策、環境対策、地域振興策として、強力な代替案を示せる勢力がいない中で原発建設推進(そして外国への輸出)がなされたことは確かであり、もしここまでたくさんの人の命を危険にさらすことが前もって明らかにできたのであれば、答えは自明であったのにと思います。
皮肉なことに、日本人の大半の人がベクレルやシーベルトという物理学者の名前を日々耳にするようになり、原発の仕組を図解入りで理解するようになったり、自分の被ばく量について気にするようになるなど、一か月前には想像もできないことでした。
チェルノブイリのように25年経ってようやく明らかになる事象があり、そのようなリスクの可能性があることに対して、どう考えどう行動すべきなのか。 日本人が歴史上初めて自己責任で行動指針を判断すべき時が来ているのかな、とも思います。

日々命がけで作業されている自衛隊や原発関連の作業員の方々やそのご家族のことを思うと、もしもこれが自分の息子だったら、と思うと、本当にやり場のない気持ちです。ナショナリズムを煽って特攻隊のように突入させるのではなく、作業員の身の安全が守られていることをひたすら祈るばかりです。

2011年1月17日月曜日

世相で見る年賀状

明けましておめでとうございます、という時期をすっかり逸してしまいました。
今年もアルバ・パートナーズおよび我々メンバーをよろしくお願い申し上げます。

年賀状は、添えられた「一言」に毎年、その時々の世相を感じます。年始はバタバタしていて、いただいた年賀状を今頃読んでみたりしていましたが、今年は「北朝鮮に振り回された」、「ダムに始まりダムに終わった」、「脱ゆとり教育の戦い」、などという官僚の友人たち、リーマンショックを経てずいぶん経って、やはり外資を去るという友人の話、役所の内定も外資の内定も蹴ってメーカーに行きます、という学生くんからの年賀状・・・
今年は家の分、会社分と合わせて400枚弱印刷し、その8割くらいお返事をいただきましたが、これだけ読んでいても何となく今の日本の置かれた状況が分かるような気分でした。

年末は鎌倉の大仏の胎内に久々に入ったり、年始はつくばエクスプレスの終点まで行って、エキスポセンターに行く、というそれぞれプチ旅行をしてみました。つくば万博は両親に連れられて行ったなぁ、とにかく並んで暑かったなぁ、宇宙で食べるアイスというのを食べたなぁ、確か富士通館(間違っていたらごめんなさい)で生まれて初めて眼鏡をかけて3Dを見たなぁ、と思いだしていました。

エキスポセンターの展示で印象的だったのは、さすが原発のふるさとだけあって、火力と較べた原子力の優位性、太陽光発電や風力発電の限界というのが事あるごとに触れられていて、なかなかイデオロギー的なものが感じられたこと。歴代ノーベル賞受賞者をいただく筑波大のお膝元だけあって、ノーベル賞を取るまでの工程すごろく(!)、というのがあって、補助金をもらったり、論文が認められたり、という細かな工程が笑えたこと。また、慶應大が作った昔なつかしいKAZがどどーんと展示されていて、今時Mievやらリーフやらと言っている時代においおい、という感じだったのと。きっと物理や化学のファンダメンタルな理論はそうラピッドに代わることはないにしても、工業製品の進歩の速さは、自治体で賄えるコストで追いつけるスピードではないものと容易に想像がつきます。

九段下の科学館でも、画期的な自転車として展示されているのが、初代くらいのYAMAHAのPASで、今の3倍くらいの大きさの充電池だったり、日産の「電気自動車」モデルも確かずいぶん古いものであったり、自治体が運営するものって、お台場のPanasonic館など民間が運営する科学館に較べて裏ぶれた、年季の入った感があって、これでは子供たちに科学への夢をいざなうにはちょっときついよな、と感じたのでした。